結局、肝臓って何?まとめました!【役割・位置・病気】
肝臓ってどんな臓器?
病気にはどんなものがあるの?
意外と知ってるようで知らない肝臓。
肝臓に詳しくなって肝臓を守りましょう。
この記事を読めば肝臓への興味がもっと湧いてくるはずです。
疑問に答えます。
肝臓はCTやMRIでよく精査される臓器です。
検診でひっかかる方も多いかもしれません。
精密検査をしている側から見た肝臓の知識を取り入れてください。
いってみよ〜
結局、肝臓って何なのか。その特徴についてまとめました!【役割・位置・病気について知りましょう】
肝臓はどこで何してる?
「肝臓」ってどこにあるの?
肝臓は体の右側で、肺のすぐ下の肋骨の中に入っています。
知っている人も多いかもしれませんが、体の内臓の中では1番大きな臓器です。
体の中では何してるの?
肝臓の役割はとても多いです。
体の中の「化学工場」なんて言われることも!
よく知られる機能としては
- グリコーゲンの貯蔵
- 解毒
- ビリルビンから胆汁を生成
などがあげられます。
グリコーゲンの貯蔵
ご飯を食べたあと消化管で吸収された栄養は肝臓へ集まってきて蓄えられます。
痩せようと思っている方も糖などを採ってもいきなり脂肪にはならないので安心してください。
まずは肝臓に蓄えられます。
解毒
アルコールを分解するのはよく知られた機能です。
他にも色々な酵素を出して体の中の有害物質を無害に変えています。
アルコールはアセトアルデヒドになり最終的には水と二酸化炭素に。
猛毒のアンモニアを尿素に変えているのも肝臓です。
ビリルビンから胆汁を生成
「ビリルビン」は役目を終えた赤血球が代謝されたものです。
実はこのビリルビンが脂肪を分解する胆汁の材料になります。
便の色の元はこのビリルビンの色なんです。
へぇ〜、肝臓有能だね。
肝臓の病気まとめ
肝臓の病気ってたくさんあるの?
- 肝のう胞
- 肝血管腫
- 脂肪肝
- 肝炎
- 肝硬変
- 肝臓がん
などよく目にする病気はいくつかあります。
肝のう胞がある人は年齢とともに増えるので結構います。
血管腫もわりとよく見るものです。
脂肪肝はいわゆるフォアグラ状態ですね。
肝臓にはかなり負担がかかっています。
肝炎はいくつか種類があります
- アルコール性肝炎
- 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
- ウィルス性肝炎(A型、B型、C型)
当たり前ですが、お酒の飲み過ぎは良くないです。
お酒をガブガブのむ事は数千mSvの被ばくをするのと同じことです。
被ばくを心配するくらいなら飲み過ぎをやめましょう。
わたしはお酒飲まないよ?お前が注意しろっ。
はい。すみません・・・。
しかし、アルコールを飲んでいないのに脂肪肝になっている人もいます。
非アルコール性脂肪肝炎に注意してください。
NASH(なっしゅ)とも呼ばれ、そこから肝硬変などへ進行する可能性があります。
生活習慣や食生活で改善しますので脂肪肝をなめないでください!
ウィルス性肝炎は正しい知識を得て感染予防に注意しましょう。
特にB型とC型は慢性化します。
肝臓がんの予防方法
肝臓がんについて注意しなければいけないのが殆どの場合
肝炎→肝硬変→肝臓がん(肝細胞癌)
と進行するということです。
もちろん正常な肝臓から突然がんが発生するということも「0」ではありませんが、かなり少ないです。
つまり肝臓がんの予防には肝硬変にならないこと
肝硬変の予防には肝炎にならないこと
肝炎にならないためには上記のように
アルコールを飲みすぎない、生活習慣を整える、感染予防をする。
ということです。
いたわって「休肝日」とかを作るのが大事なんだね。
まとめ
大まかに肝臓の役割などについて紹介しました。
検診で肝臓の値が悪いと言われた。
精密検査を受けろと言われた。
などについては今後、記事を細分化して追加します。
肝臓がんの予防方法については知っておけばかなり有益なものだと思います。
更に質問のある方はどうぞおっしゃってください。